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By デジタルサイネージディレクター:t.takita Posted

屋外用サイネージディスプレイを選ぶ時の注意点

屋外でのデジタルサイネージ運用を考えた時に必要になるのが屋外用のサイネージディスプレイ・モニターです。

屋内用とは違う様々な機能・性能を備えています。

そこで今回は、選定する際の基準や注意点などをご紹介したいと思います。

 

 

屋外用サイネージディスプレイを選ぶ際の注意点

屋外用サイネージディスプレイ・モニターに求められる性能は屋内用に比べるととても高くなります。 設置ロケーションによっても変わってはきますが、雨や風、砂や埃に塵、照りつける太陽など、 様々な障害に耐えうる性能、そして障害からディスプレイを防御してくれる性能が必要になります。 その性能を見分けるのに選定の際に確認してもらいたいのが下記の項目です。

・IP規格
・輝度
・コントラスト比

各項目それぞれ見ていきましょう。

IP規格とは?

 

IP規格(Ingress Protection standard)とは電子機器の防水・防塵の規格です。

IP00~IP68という表示で対応規格を示し、10の位が防塵、1の位が防水の指標となってます。

下の表をご覧ください

防塵性能

防水性能

以上のように設定されており、機器によって等級が違い、防御能力が変わってきます。

 

例えば、IP53性能の屋外用サイネージディスプレイ・モニターですと、 防水性能は簡易屋外タイプとなり、
「製品上部から両側に60度までの角度で噴霧された水に対し保護されている」程度の防水性能になります。
防塵性能に関しては、「直径75μmの粉塵が入ったとしても所定の動作及び安全性を損なわないように保護されている」となっています。

なので豪雨や台風など状況に応じて、軒下や店内への退避が必要になります。

屋外用デジタルサイネージを導入を検討している方は、
機器の移動や、考えうる悪天候状況などをある程度想定してから、
少なくともIP53以上目安に導入を検討することをおすすめします。

輝度とは?

 

輝度とは、サイネージディスプレイの画面の明るさを数値で表したものです。
「cd/㎡(カンデラ / 平方メートル)」という単位で表します。

これは光がどれくらい強いのかを表したものなのですが、「 350cd 」 とか 「 400cd 」 という形で表記されます。
数値が大きいほど明るく、小さいほど暗いということを意味しています。

輝度が高ければ高いほど視認性が上がります。 高くなれば明るくなり色も鮮やかに綺麗に映し出されます。

サイネージディスプレイ・モニターの輝度や明るさの目安などについては
こちらのブログ「サイネージディスプレイの明るさの単位「輝度」とは?」をご覧ください

コントラスト比とは?

 

輝度が高くなれば光が強くなるので白い部分はより強くなりますが、
同時に黒い部分も一緒に明るくなってしまうので黒い部分が白浮きしてしまうのです。
この現象を左右するのが

コントラスト比です

コントラスト比とは画面に映し出された映像の

最も明るい部分と最も暗い部分の
輝度の差が、どれくらなのか比率で表したのものです。

4000:1とか1000:1などで表記されています。

左の4000が白、右の1が黒、つまり

黒を基準に、白をどれくらい明るく表示できるのか数値で表している。

なので、輝度が高くコントラスト比の比率が高いほど明暗の差がはっきりし、くっきり鮮やかに表現してくれるサイネージディスプレイ・モニターとなります。

まとめ

今回は屋外用サイネージディスプレイ・モニターを選ぶ際の注意点をご紹介してきました。

屋外といっても、屋根がある半屋外であったり、常に雨風にさらされるような場合など設置場所は様々です。
目安としては最低でもIP53以上、1200cd/㎡以上の性能を基準に、設置ロケーションに応じて屋外用サイネージディスプレイ・モニターを選定することをおすすめします。
また高輝度タイプのディスプレイを選択する場合はコントラスト比についても注意しておくと良いでしょう。

屋外用サイネージディスプレイ・モニターをお探しの際は、弊社取扱の屋外用ディスプレイ・モニターものせておきますのでご活用ください。

Disit取扱屋外用ディスプレイ

Webサイトに載っていない商品のご用意も可能な場合もございます、ご相談ご質問含めてDisitまでお気軽にお問い合わせください。

 

 

この記事を書いた人
デジタルサイネージディレクター:t.takita
映像制作のエキスパートでありながら、配信システムの提案からサイネージ機器の選定まで、サイネージディレクターとしても活動している。 サイネージ業界で培った経験をもとに魅せるコンテンツの提案からロケーションに合わせたサイネージの提案までを実績ベースにてゴールに導きます。

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