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By 映像制作クリエイター:m.hosaka Posted

After Effectsで『ガラスが割れる』アニメーションを作ってみよう!

After Effectsのロゴ

 

どーもこんにちわ!チームDisitです。
今年の夏は雨が多く、まるで梅雨戻りのようでした。
皆様も寒暖差での体調管理に気をつけてください。

今回もAfter Effectsでのエントリーです。

テーマは『割れるガラス』です。

ガラスではなくても、いろんなものを粉砕する表現はどうやって作るのだろう?
と、前から思っておりましたので、まずは割れると言えば「ガラス」!
と言う事で挑戦してみたいと思います!!

あ、
安心して下さい!
お猫様も登場しますよ〜w

世界中のどなたか一人にでもお役に立てれば幸いです!
ではさっそく作っていきましょう。

 

よし!コンポジションを作ろう!

 

そうです、

まずはコンポジションを作りますよ!

下画像のように設定しましょう。

今回はフルHDサイズにします。

デュレーションは10秒で。

用意する素材は2種類!!

まずはお猫様!

こちらは何かの下に身を潜め急発進するお猫様動画♪

さらに何かがぶつかりヒビが入り丸く穴があき割れるガラスの動画!

この二つを組み合わせて作っていきたいと思いますよ♪

ん?お猫様は必要ないんじゃないかって!?

いいえ、絶対に必要です!!!!はい!!

お猫様動画

ガラスの動画

二つの動画のタイミングを合わせて合成していきましょう♪

作成したコンポジションに

お猫様動画を配置し、

その上に割れるガラスの動画を配置しましょう。

そしてガラス動画のモードを「加算」にすれば、

割れるまではまさしくガラスのように見えなくなります。

 

次に二つの動画のタイミングを合わせましょう。

ガラスに何かがぶつかるシーンのあとに、

お猫様が気がついて急発進する流れになるように位置調整します。

 

今回は2種類のエフェクトを試してみましょう!

位置調整が終わりましたら、

ガラスレイヤーにエフェクトをかけていきます!

今回使用するエフェクトは2種類、

「CC Pixel Polly」と「シャター」です。

どちらも破壊や粉砕のアニメーションをかけられるエフェクトなんですが、

今回は両方使って比べてみたいと思います。

まずは「CC Pixel Polly」

パラメータの設定は上画像のように設定しました。

 

「Force」は破壊される際のインパクトの強さで、+数値に設定すれば奥から手前に衝撃がきて手前に破片が広がるようになるのですが、

今回は逆に−設定にして破壊時に自然になるようにしてみました。

 

「Gravity」は重力の設定なので破壊後の破片の落ちるスピードになります。設定を0にすると無重力ですねw

 

「Spinning」破壊後の破片の回転数です。お好みですが、今回は一瞬のシーンなので少なめです。

 

「Force Center」この設定でインパクトの原点を調整できます。

ちょうどお猫様の頭が当たるあたりに設定し、ガラスを突き破るシーンになるように設定します!

 

「Direction Randomness」「Speed Randomness」は、破壊後の破片の軌道と速度のランダム設定になります。

数値を上げればランダム性があがります!

 

「Grid Spacing」は一つ一つの破片の大きさの設定になります。

数値を下げれば粉々にすることもできますね♪

 

「Object」は破壊後の破片のかたちの設定です。三角や四角などお好みで設定できますが、基本は【Textured Polygon】で問題ないと思います。

 

「Start Time(sec)」こちらは破壊開始のタイミングの設定です。

 

さらに、「ハードマットを調整」をかけて、

粉砕された破片のリアル感をあげましょう!

 

以上でCC Pixel Pollyでの設定は終わりです!

ガラスを突き破るお猫様の勇姿が完成ですが、

もひとつのエフェクトも使ってみましょう♪

続いて「シャター」

パラメータの設定は上画像のように設定しました。

「シャター」もPixel Pollyと同じように、

何かを破壊したり粉砕したりすることができるエフェクトです。

Pixel Pollyよりも設定できる項目も多く、

個人的にはこのシャターの方が、

ガラスの割れ方がリアルに設定できたので好きですね♪

割れ方を簡易的に確認しながら作業したい場合、

「表示」をワイヤーフレームにしておきましょう!

 

「シェイプ」は割れ方に関しての設定ですので、

中のパターンの設定を「ガラス」にします。

「フォース」で破壊の強さや範囲、位置などを設定できます。

また、「物理的性質」では破片の重力などの設定ができ、

今回は特に試してはいませんが、「粘性」の項目を調整すると、

粉砕後の破片に粘性を持たせる事ができるので、

粉砕後に飛び散り切らずに途中で止まる設定ができるんです!

マトリックス的なイメージといえば伝わりますかね!?

と言う事で、シャターに関してはまた別の機会に

深堀りしてみたいなと思ってます!!

 

話を戻しまして、他にも設定はありますが、

今回調整したパラメーターは以上になります!

ガラスを突き破るお猫様の勇姿ver2が完成です!!

完成

いかがですか!?

ガラスが割られた事に気がついたお猫様が、

勇猛果敢に謎の犯人の方へ急発進!!

強烈な頭突きをガラスに当て粉砕!!

というすんばらしい動画が完成しましね♪

 

最初が「CC Pixel Polly」で、次が「シャター」での粉砕エフェクトになっております。

ガラスを割る!という演出はそうそうあるものではありませんが、

ロゴやテキスト、画像などを粉砕したり崩したりと

様々な演出ができそうですね♪

 

最後までご覧いただいた方ありがとうございました!

またお会いしましょう!

この記事を書いた人
映像制作クリエイター:m.hosaka
映像制作のエキスパート。 主に大手メーカーのコンテンツ制作を手がける。 エンドユーザーに響く映像コンテンツの制作、提案を得意としています。 4Kコンテンツ制作までコンテンツ制作をトータルで手掛けます。

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